2013年8月22日木曜日

なつくもゆるる レビュー













以下はネタバレを含みます。

未プレイの方は要注意。


はるくるに続き、なつくる打開。
大体想定通りの楽しさでした。
途中いろいろ割り込みが入って、ノンストップで
駆け抜けられなかったのが少しザンネン(´・ω・`)


という訳でいつも通りまとめから。


★ストーリー総括
とある宇宙。
10の72乗年後の世界は、完全な無に近づいていた。
今まで安定していた陽子・中性子が、10の32乗年後あたりから
崩壊し始めた為である。
元素が崩壊していく中で、人は体を捨て、心だけの存在を
宇宙に置き、延命措置を図っていた。
しかし肉体を失くした彼は何も考える事をしなくなり、また心だけの
彼という存在のエネルギー源となっていたブラックホールも終わりの
時が近づいていた。
そして、(彼に作られた?)この宇宙の存続をひたすら研究していた
存在(紫穂)は、この宇宙の歴史の中で現れたとある存在、
重力に敏感なグラヴィティウォーカー(=マンイーター)に目をつける。
しかしマンイーターは2100年頃に現生人類により絶滅させられていた。
紫穂はブラックホールの中、事象の地平線で何度も何度もとある夏休み
を繰り返し、マンイーターが絶滅しない可能性、進を強くする試みを繰り返す。
そうとは知らずに進は、また夏休み初日に舞い戻り、進達の夏休みが始まる。


★全体評価
■シナリオ
展開としては、はるくるに近い感じ。
最初は非常にのほほんとした世界観で、ぬるま湯のような楽しい世界に浸って
いたかとおもいきや、最後の方で異常な展開。 そしてループ。
徐々に明らかになっていく世界の謎と、最後に一気に明かされるこの世界の真実。
そして立ちはだかる壁を最後に主人公が踏み越えていく。
はるくるでは、

地球の滅亡(というか滅亡から脱するためのループ)→別の星への移住

だったのが、なつくるでは

宇宙の滅亡→別宇宙への跳躍

という感じでしたね。 超ひも理論とか出てきて何気に理系厨二心を大変くすぐります。
シナリオ自体はギャグが強烈で、割りとシリアスな場面でも舜が絡めば
一発でしもネタのオンパレード。 飽きさせないテキストと、次を読みたくなる
ストーリーがなかなか秀逸でした。
少なくともはるくるを楽しめた人なら絶対楽しめるんじゃないでしょうかね。
はるくるとストーリーで絡む所とかあるかなーと思ったんですが、残念ながら無いようです。
最初の草原の所とか、はるくるEND後と何かあるかな!? と思ってたんですけど
全然関係無く、寧ろストーリーのほぼほぼ最後も最後だった……

という訳で、シナリオとしては前作ユーザーを失望させないできだったと思います。
信者になりつつある発言!


■グラフィック
はるくるより良くなってますね。
自分、ロリコンじゃないですけど、十分興奮できるエッチシーンでしたし。
自分、ロリコンじゃないですけどね。
SDのイラストも効果的に使われており、作品のほんわかした雰囲気が
常に崩されずにいて、素晴らしいと思います。
立ち絵も綺麗、可愛いし(グラフィックの項目とは違うけど)良く動いていて
見てて飽きません。 特に舜と紫穂な! 舜はマジで一服の清涼剤!
キモいけど。 下衆いけど。


■音楽
OP、EDは今のところそこまで気に入ってないけど(そこまで聴きこんでもいないけど)、
日常シーンのBGMとかは良かったですね。
雰囲気良く出てたと思います。
零佳とのバトルは手に汗握るな……(これは音楽かっていうか話の展開のせいか)


■ボイス
良かった!
特に有栖川みや美さんの紫穂が良かった。 ていうか紫穂のワンワン! が良かった。
異常性癖じゃないよ! 特に最後の方の、紫穂vsワウさんのワンワンワウワウ対決
とかもう意味わかんないね! 素晴らしいね! ワンワン!
舜も良い仕事してるね! きもい!


★全体感想
はい、最初に書いた通り、期待通りに楽しめた感じ。
これを買った人の大部分はやっぱりはるくる的な物を求めていたと思うんで、
そういう意味では損しなかったんじゃないかと。
ちょっと猟奇的な所がはるくるより弱いかもしれないけど、零佳の事を
考えれば十分だよね。 りねルートとかちょっと壊れるしね。
このシリーズは今後も期待してしまう。


さて、はる、なつときたので、もうあき、ふゆ と出してくれる事を期待。
しかし 星→宇宙 ときたら、次は一体何を乗り換えるんだろうね?


さて、最後にいつものストーリー書きなぐりを以下に。
スルーしたい人はスルーしてね!


突然、だだっ広い平野を歩いていた自分。

7/21
これから夏休みというタイミングで、病気に感染した進と舜。
夜中に唐突に、二時間ほどオナニーをするから出てけ、という理由で
外に放り出された進は、生物部の夏の研究テーマを虫にしようと考え、裏山に向かう。
しかしいざ裏山! という所で、スコップを持った銀髪の少女と鉢合わせになり、
レイプ魔と勘違いをされる進。
何とかレイプ魔の勘違いを解き、少女-紫穂と裏山へ。
紫穂は胸に溜まったもやもやをスコップで土を掘る事にぶつけたいらしい。
しかし詳しく話を聞くと、どーもストレスというよりは性欲がたまっている模様。
オナニーの仕方を知らない紫穂にやり方を教え、上手くいくかどうか明日また
会って話をする事になった。

7/22
朝、妹の姫佳に起こされる。
なかなか家に帰らない進に業を煮やし、寮に乗り込んだ上、
病気に感染した進にひっつく事で自分も感染し、帰れない状況を作ろうとする姫佳。
そんな姫佳を引き剥がした所で、唐突に登場した部長・水名りね。
とりあえず食堂で朝ごはんを食べながら、正規のルートで姫佳を寮に泊める手段が
無いか、生徒会の鹿島ユウリに確認する事に。
何故か早く妹さんを家に帰した方がいいわよ、と言われつつも、無事許可が取れた姫佳。
その後、生物部の活動の一環、タイドプールの観察を姫佳に見せてあげ、
晩御飯を食べてから姫佳とふたりきりになった時に、少し零佳の話が出る。
一日のゴタゴタで、ついつい昨日の紫穂との約束を忘れていた進。
急いで合流場所へと向かい、怒られてから裏山へ。
オナニーの仕方は成功したようだが、イクという概念が分からず、
一日中悶々としていた紫穂は、イキ方が分からないので
トーマに股間を愛撫しろとせがむ。
結局断りきれず、紫穂のあそこを擦り、イカせるトーマ。
更に性欲が解消しきれず、再度あそこを(今度は直接)触らせる紫穂。
また翌日会う約束をして二人は別れる。

7/23
朝ごはん、ついに進達しかいなくなった寮は、ご飯も自分で作らされるらしい。
とりあえずユウリの用意したご飯と味噌汁と、後は適当に缶詰を食え、という
説明を受けた所で、ようやく最後の一人、紫穂が皆と合流。
……と思いきや、唐突に逃げ出す紫穂。
追いかけて話を聞くと、昔相部屋だった人に怖い、という理由で逃げられたらしい。
しかも何人も。 それ以来一人部屋の紫穂は、みんなにそんな気分を味あわせたく
ないから、と部屋に戻ろうとするが、大丈夫、と紫穂を引き止めて、皆の輪に
加える進。 無事皆で朝ごはんを食べる事に成功。(ユウリに痛い事言われたが)
その後、生物室でカップ麺のお昼を食べていると、突然新任の教師が登場。
何とか生徒達の力になろうとする熱血ぽい彼に、出来るだけ距離を置いた方が良いと
忠告をする進。
その後生物部でタイドプールに行った後、晩御飯を食べ、紫穂との待ち合わせへ。
今日も股間をこするかと思いきや、こんな変態な関係ではなく、進と
友達になりたい……だから、平等になろう、私が進の股間をこする! と
言い出す紫穂に、結局根負けし手コキをしてもらう進。
それだけでは紫穂は止まらず、今度はちゃんと一人でオナニーが
出来るか見届けて欲しいといわれる。
結局その後オナニーのし合いになり、イッた後、明日の大生物部祭りに
紫穂を誘い、寮に戻る。

7/24
翌日、大生物部祭り……岩場の間にある、あまり知られていない砂浜に集まる一同。
りねのチョイスにより姫佳、紫穂、ユウリも水着に着替え、いざ生物部祭り!(海産物GET祭り)
と思った所で、唐突に紫穂とユウリ(と実はりねも?)が何者かの視線を感じて振り返る。
しかし結局気のせいかなんかの動物かという話に落ち着く。
その後、みなでウニにアワビを焼いて美味しい晩御飯。
夜、風呂上がりに突然の停電。 寮だけでなく校舎や女子寮も停電しており、これは
何か変だと女子寮に行くと、ちょうど姫佳とりねに遭遇。
しかも窓の外を見ていると、ちょうどスコップを持って外に出た紫穂を発見。
声をかけ、暴れる紫穂をなだめ終わった頃、調度良くユウリが校舎から
やってきて言うには、校舎には先生達も居ないらしい。 何かがおかしい、という事で、
街の様子を眺めに校舎へ。
街にも灯りは一つも無く、どうやら全体的に電気が落ちているらしい。
それにしても病院とかまで灯りが落ちているとは思えない、と頭をひねる一同。
結局朝まで様子を見るしかないか、という結論に至る。
その間、紫穂は始終何かおかしい気がする、と空を眺めて言っていたが、
最後に、何か良い事があるきがする、世界の終わりとか、と進に呟いた。

7/25
翌朝、結局誰も帰ってこず、当然誰も原因は分からないまま。
ひとまず街の様子を見に行こうという事になり、留守番にユウリを置き、
残りの5人は街へと繰り出す……が、街には人ひとり居ない状態。
何故か携帯の電波も繋がらない。
とりあえず二手に分かれて街を探索する事になり、進は姫佳と紫穂の
三人で海の方へ行ってみる事に。
途中でスーパーを見つけたが、売ってる物は昨日の日付の物もあり、
昨日までは営業していた様子。
業務日誌か何かを探しに裏へ行こうとするが、そこに死んだ店員?を
発見した進はとりあえずそこをスルーし別の場所へ。
水門を発見し(何故か閉じている)、上に昇って周りをみた所、
海の方に何やら船のようなものを発見。 シャツを脱いでぶんぶんと
振り、何とか発見してもらおうとする進だが、突然船から砲撃?を受ける。
何とか無事だった三人が水門から降りると、音を聞きつけた舜とりねが
やってきて、そっちでは道が封鎖されていて、出れなくなっていたという。
その後学園に戻り、ユウリに現状を報告。
結局焚き火をしてご飯を食べ、みな床に着き……
昼間見た死体を確認しようと、ユウリと進は夜中に街へと繰り出す。
何故かロリコンかどうか確かめるために、ユウリからパンツを見せつけられた後、
スーパーのバックヤードへ行くと、そこには首吊りをした男の死体。
ユウリがそのポケットの中からスマートフォンを見つけ出し、起動すると、
何故かそこには零佳の姿が。 しかも試験の判断ミスが多いので、全員
皆殺しにするという。 進はユウリに連れられバックヤードを出て、
近所の家に逃げ込む。
そこで学園に戻るかどうかを論じている間に、唐突に零佳に倒されるユウリ。
そのまま零佳に殺されそうになる進。
しかしそんな零佳の後ろから黒い物が……




両親が死に、零佳、姫佳の家へ引き取られた進。
初めて会った零佳に、進は技を教えるたびにエッチな事をしてあげると言われる。

7/21
紫穂にエッチな事を迫られる進だが、姫佳が来ている事を思い出し、それを拒否する。


ある日、家に帰ると異臭を感じた進。 足音を忍ばせ中に入ると、そこには
生きてはいるものの、全身をバラバラにされた義理の両親と、零佳、そして
怯える姫佳が居た。
ちょっとむしゃくしゃしてそれをやったという零佳は、両親の足首の関節か、
姫佳をバラせと進に命令する。
姫佳にそんな事出来ない進は、自分の右手首を犠牲にし、零佳を殺そうとするが、
途中で失敗し、逆に完全に右手首を破壊される。
そしてそのまま家出していったのが、零佳を見た最後の日だった。

7/25
朝起きても、結局誰も帰っておらず、電気も不通状態の学園。
姫佳と昔の話をしつつ校舎内を歩いていた所、同じく校舎を
見回っていたユウリと合流する……と、突然寮から響くりねの悲鳴。
急いで寮の食堂に行くと、ガスが切れたとの事。
それだけで悲鳴なんてあげるか? と思うが、ひとまず遅れて
やってきた紫穂も入れて、全員が集まる。
とりあえず会議の結果、街を探索しようという流れになり、ユウリが
留守番、他の面子で街へ下りる事になった。
そして、文字通り人っ子一人居ない街を、二手に分かれて探索する事に。
進・姫佳・紫穂グループはスーパーに行ってみると、そこには
男性の首吊り死体が。
とりあえず死体をおろし、明るい所で調べて見るも、
見つかったのは財布とスマホだけ。
とりあえず外に出ようという所で、もしかして自分たち以外の人は
全て自殺してしまったのでは? という説をとなえる姫佳。
紫穂のスコップで窓を割りながら隣家を調べてみる物の、
とりあえずスーパーの一体以外の死体は見つからず。
その後りね達と合流した所、街の外へ出る道が全て封鎖されていたらしい。
何者かが自分達を閉じ込めているとしか思えない状況だが、とりあえず
死体を見てショックを受けている姫佳を連れて、学園に戻れと命令された
進は、現状をユウリに報告しに学園へと帰還する。
その後うたた寝から起きた姫佳が、唐突に例のスマホのパスワードは、
生年月日絡みじゃないのか! という事に気づき、試行錯誤の結果
パスワード解除に成功する。
しかしそのご褒美に姫佳にエッチを求められた進は、悩んだ末に
姫佳を受け入れる。
その後、唐突に響く強烈な物音に、二人は街へと飛び出す。
幸いすぐに四人と合流した進だが、りねいわく、水門で
船に大砲を打たれたらしい。
わけが分からない事だらけの中、とりあえずスマホの中をみてみると、
宛先の無い下書きのメールに「誰だ?」という文字だけ。
結局何も分からず、夜を迎える一同。
怖いから一緒に寝てくれと姫佳に頼まれ、一緒のベッドで寝る二人。

7/26
朝、唐突に振動(地震?)で目を覚ます二人。
とりあえず食堂で皆と合流すると、紫穂が居ない。
一通り探しても見つからない紫穂に、裏山という選択肢を
思い出した進は、皆を連れて裏山へ。
しかし、そこには体がクシャクシャになった紫穂の死体が。
ショックを受ける姫佳を連れ、先に学園へ戻る進。
その後、ユウリが報告をしに進達の元へ。 ユウリいわく、
紫穂の死体へおかしい。 どう見ても飛び降り自殺で
足から落ちた死体なのに、そんな高さの木は無いし、下は腐葉土だ。
誰か第三者が絡んでいるのは間違いなく、しかしそれが自分たちの
中にいるのか、他の誰かなのか分からない。
そこでユウリの提案により、少しでも皆常に一緒に居よう、という話になる。

7/27
昨日の朝と同じく、体が引っ張られるような、体が重くなるような、不調を感じる進。
それはりねやユウリや舜も同じらしく、姫佳だけが発症していない模様。
とりあえず進と姫佳の二人で、街の探索に出かける事に。
とりあえず水門を探そう、という所で、おかしな事に気づく姫佳。
進が、行ったことも見たことも無い水門の場所を、感覚で理解しているのだ。
自分の感覚なのに、理解できない、感覚に戸惑う進。
しかし進の話と、昨日の紫穂の死をまとめた結果、姫佳はとんでもない仮設をひねり出す。
それは、紫穂の居たあの場所だけ、重力が一気に強くなったのではないか。
そして、今進達は重力に対する感覚が過敏になっているのではないか、という物だった。
それを確認しようとする間に、姫佳に対して激しく欲情してしまった進は、再度
姫佳と体を重ねる。 そしてその直後、突然姿を表わす零佳。
彼女いわく、重力を察知できる体質というのは正解で、更に自殺病の人はたまに
重力を変化させて死ぬ事があるらしく、ここはそれに関する実験場になっているという物だった。
(なお、そういう個体は女なら成長が遅く、男なら成長が遅かった個体らしい)
そして自分は進たちを引き止め、その間に学園の皆を殺すと言われ、急いで二人は学園へと踵を返す。
校舎内に動いている物を確認し行ってみると、そこで以前会った新任の教師と鉢合わせする
これをバラバラにして殺し、姫佳と合流する。(りね、ユウリ、舜は殺されていた)
その後寮から逃げ、今後の方針を練りつつ、姫佳とエッチする進。

7/28
校舎で零佳を迎えうち、何とか行動不能まで持っていく事に成功。
しかし零佳は、自殺病なんて本当は無い、何か起こるまでここを
出るな、と後は訳の分からない事を言った後、自殺する。
その後、姫佳は、この学園は自殺病患者を隔離する所ではなく、
人を殺してしまえる者を隔離するための場所なのではないか、そんな存在が
近くにいるために自殺してしまうのではないか、と推察する。
姫佳の推察に驚きながらも、絶対に姫佳を守っていこうと誓った進だが、
頭上に巨大な飛行機雲のような物を見つけた後、何か黒いものに包まれ……




零佳と面接をする航太郎。 少年を目の前で殺しても平気でいられる航太郎は
その才能?を買われ、文部科学省の暗殺部隊へと無事入る事になった航太郎。


幼少時、孤独だったりねはカモノハシのワウという生き物を想像上つくり上げる。
そしていつか自分と同じような人と会う事を夢見て、明るく生きる事を心に決める。
そして自殺病と認定されたりねは学園に収容され、生物部で進と出会う。

7/21
りねの部屋に行こうとした進は、重力を探り、りねの同居人が居ないかを
調べてみるが、その前にりねに発見され、部屋に入れられる。
そこで研究や重力を感じる体質の事を話しているうちに、進の写真をりねが
オナニーに使っていた事がバレ、勢いでりねは進に告白、二人は付き合う事に。
そしてりねたっての希望で、青春ごっこをやろうとした刹那、校庭から
凄まじい不快感を感じた二人。
そこにはゴスロリ服の少女(紫穂?)がおり、校舎裏へと消えていく。
そしてそれを校舎から見ていたユウリ。 裏山へと消えていったと思われる
少女を追う二人。

7/22
裏山で、異常な動きをする重力を感じた二人。
いってみると、そこには何故か穴と、スコップを持った紫穂。
紫穂(今までは性格が全然違う)曰く、その穴を放置すると、爆発が
起きる。 それを処理するのが自分の趣味という。
それ以上話を聞けなさそうだったので、とりあえずまた明日と約束を
してその場を離れる進。
とりあえず初めてのキスをしてから、りねの部屋で一緒に寝る事に。
翌朝、何故か姫佳にボコされて起きる進。
りねは姫佳と二人で話をするといい、進達を追い出す。
とりあえず姫佳を納得させたりね、姫佳はそのまま戻っていく。
その後部活動(ヒトデ投げ)にせいを出してから、部室で
初めてのエッチをする二人。
直後、唐突に生物室にやってきた、新任の教師という航太郎。
明らかに何か怪しい理由で進に接触してきた航太郎だが、結局事なきを得る。
その後紫穂を探しに女子寮にいったりねだが、紫穂は5月に自殺しているという。
ひとまず昨日、同じく校庭を見ていたユウリの所に話を聞きに行ってみるが、
ユウリ曰く、重力は感じず、進の声に気づいて窓を開けたらしい。
せっかくなので紫穂の情報を調べてもらった所、やはり5月に自殺している。
夜に裏山で紫穂に話を聞きに行くと、やはり紫穂は自殺しており、この紫穂は
別宇宙での存在が、燃やされた紫穂のエネルギーを集めて再構築したものらしい。
何を言っているか分からない紫穂だが、りねに幾つか話しかけ、そのまま去っていく。
紫穂の言っている事が分からない進だがその日はひとまずお開きに。

7/23
翌日、更に人が減った学園で紫穂について話し合う四人。
いろいろ紫穂について調べてみるが、成果無し。
晩御飯後、部屋後できてくれと言われた進が部屋にいってみると、
そこにはリボンだけを体にまとったりねが。
そのままエッチした後、大事な話として自殺者のデータを見せられる。
そしてそのデータから、自殺者を誘発している、教室と寮を
行き来している人かモノがあるのでは? という結論に至る進。
そして、その2つに共通しているのが、りね自身だと知らされる。
更に、自分(進や恐らく舜も?)が新種の人類で、自分たちの
存在が周りを自殺に追いやっているのでは、という仮説を立てる。
もし自分が本当に自殺の原因なら、自分が自殺するしかないという
りねに、進は解決方法を見つけようと諭す。

7/24
紫穂に会いに裏山にいってみるも、そこには恐ろしい想像をしすぎた
ユウリが居るだけ。 結局紫穂に会えずに学園に戻ってみると、
学園全体が停電に。 航太郎が出てきて解散と言われて四人はとりあえず寝る事に。
翌朝、電気はおろかガス水道も止まり、更に航太郎以外誰も居ないという自体に。
更に街にも誰一人居ないらしく、念のため進にもう一度様子見をしてきて欲しいと言われる。
街にいってみると、本当に人っ子一人居ない状態。
せっかくなので昨日聞いた仮説を検証するために、市役所へいって
人口の推移を調べてみる。
するとここ1,2年にものすごい人口が減っており、また24年前から一万人ペースで
人口が減り続けている事が発覚する。
そして学園が創立25年という事に気づいた進は、この学園は実は
新種の人類を集める場所なのでは? という説を思いつく。
ひとまず学園に戻ろうとした所で、進は尾行していた零佳と相対する。
零佳曰く、進達の仮説は正しく、やはり学園は新人類……マンイータを
観察するための施設だったらしい。
更にマンイータはネオテニー(幼形成熟)化しており、今回の実験は
ネオテニーを殺せる者の運用実験に取って代わったらしい。
この時点で、それが航太郎の事と気づいた進は学園に戻ろうとするが、
それを阻止する零佳。 一発触発状態の二人を襲う、横殴りの衝撃。
バケモノが生まれるか死ぬかしたな、とひとりごちる零佳。

進の帰りを待つりねに、突然ユウリが内緒話を持ちかけてくる。
しかし内容は壮絶で、自分は紫穂を殺そうとした。 理由は言えないが
自分はマンイータを守る側、そしてマンイータを殺そうとする側の人間もいる。
航太郎は殺そうとする側の人間かもしれない、と伝えてきた。
しかしその直後、航太郎に射殺されるユウリ。 舜も殺されており、
ストレスの限界を迎えたりねはマンイータとして覚醒?し、
航太郎をあっさりと殺す。

りねが進達の元へやってきて、零佳は退散。
狂いかけたりねを無理やり抱きしめて正気を取り戻させる進。
そのまま零佳は姿を消す。

7/29
生物部を解散し、壁を抜け出し、零佳の言っていた「赤い雪」とやらに
接触を試みようとした二人だが、二人の前に突然登場する紫穂。
まだ届かない、まだ続けてもらう、と言われた進は、空に
巨大な飛行機雲を見る。 そして黒い何かに引きずり込まれ……




昔、ビルを破壊してしまったユウリ?

巨大な飛行機雲を見て、またコレを見る事があり、その時誰かが
死んでいるという確信を感じる。

7/21
マンイータの中でも特別な(重力を感知できる)者が集められた学園、そこの
全校生徒5人+ちょうど遊びに来ていた姫佳。
運悪く都内でマンイーター集団「赤い雪」が起こしたテロの影響で、隔離された学園。
何故かちんちんを見せる流れになったりしたが、ひとまず解散して寝る事に。

7/22
皆で一つの教室に集まり、重力テストの結果を、先生として学園にきている零佳から聞く。
そこで、姫佳にまず重力という物を教える という授業をやらされる。
一段落ついたあと、進は航太郎と盗聴器の無い所で、このままここにいると
航太郎は進に殺される、と忠告する。
その後教室に戻ると、今度はユウリに話がある、と生徒会室へと連れられ、セックスしてしまう。
そして航太郎に自分は数日後撃ち殺される、だから守ってほしいと頼まれる。

7/23
約束通り、校舎裏でユウリと落ち合った進。
お互いの予知内容を確認した後、二人とも予知している裏山の穴を確認しに行く。
その途中、ユウリが赤い雪のメンバーである事を告白。
そして重力が異常な場所を検知し、そこに行ってみると予知した穴と
全く同じ穴がそこにあった。
余計、ユウリが航太郎に射殺される予知の信憑性が上がってしまうが、
進は絶対にユウリを助けると誓う。
翌朝、再度航太郎と話し合う進。
航太郎曰く、ここは赤い雪に狙われているので、自分は進達をマンイーターから
守るために派遣されたイーターイーターらしい。
初めて守ってやりたいという情が生まれた生徒達だし、ここをひく訳にはいかない、
だから、もし進が航太郎を殺したくなった時は一度考えてみて欲しい、と言われる。
その後今度は生徒会室でユウリと今後について相談した後、紫穂に話を聞きに行く事に。
途中、アワビを取っていたりね達にユウリとの仲を冷やかされながら、
紫穂が行ったという裏山に二人は向かう。
しかし紫穂の重力が感じられないため、二人は例の重力が変化する穴を
見に行ってみる事に。 相変わらず重力が変化しているその穴に、
とりあえず二人は飛び込んでみる事にする。
が、飛び込む直前、視界に紫穂の姿が見えた……と思いきや、そのまま
ぷつりと視界は途切れ、気付けばボロボロの部屋の中で目覚める二人。
周りを重力で探ってみると、人が誰も居ない。
という事は壁川町という事だろうと結論づける。
(壁川町は学園ができてから人口が減っていき、今では誰も住んでいない)
しかし二人は目覚めてから異様な性欲を感じており、冷静に思考が出来ない。
これを解消するために(わざわざロープとディルドまで用意してあった)、
激しくエッチに身を投じる二人。
その後急激な眠気に二人揃って落ちた後、目を覚ました二人は
状況を整理する。
目覚めた後、性欲が強くなった理由は分からないが、気づいたら移動していたのは、
もしかしたら重力使いによるワームホールが原因なのでは? と仮説を立てる
ユウリ。 そしてやはり最後に視界に入ったという紫穂が怪しいと思うユウリに、
進は学園に戻り直接話を聞きに行く事にし、ユウリは航太郎に殺される
予知があるためそのまま部屋で待機する事に。

7/24
部屋に突然やってきた零佳が、自分はお前たちみたいな因果律を狂わせる存在を殺すのが
仕事だ、と言い出す突然ユウリに重力使い通し殺し合おうと宣言する。

自分が虫にやたら詳しい事に疑問を覚えつつ、学園に戻った進。
何か違和感を感じ、その正体が停電と気づく。
更に拳銃を持った航太郎と戦う事になる。
そんな航太郎曰く、これは対マンイーター市街戦の実験らしい。
赤い雪が学園を標的にしていたので、その前に実験に使ってしまおうという事で、
対マンイーターのテロリスト戦という実験にも関わらず戦力が殆ど無いのは、
重力使い相手に大軍を送るバカは居ない、という話らしい。
更に重力使いはユウリの事で、ユウリの元には零佳が向かっている事を知らされる進。
まずは航太郎を、こっそり登場した舜と連携し、行動不能に追いやる。
航太郎の事は舜と姫佳に任せ、進はりねとユウリを助けに行く。

零佳と戦うも、手も足も出ないユウリ。
重力使いの力を見せろと言われ、拷問されても必死に我慢する。

街に到着したりねと進に、強烈な重力が襲い掛かる。
りねを待機させ、その場所へと向かう進。
そこにはユウリが立っており、意味不明な独り言を呟いている。
ユウリに触れようとした進だが、ユウリは水門へと吸い込まれていく。
それを追いかけた進も一緒に吸い込まれ、気付けば景色が多重に
変異する異常な場所に立っていた。
ようやく見つけたユウリいわく、ここは事象の地平線だと思う、との事だった。
事象の地平線とは、ブラックホールの中、光すら到達できない領域の事である。
そしてユウリは、以前のビル崩壊事件を起こした後に、一度ここに来た事があるらしい。
この程度のブラックホールなら放っておけば蒸発するから問題ない、
そして二度もブラックホールを発生させてしまった自分は危険なので、このまま
粒子として拡散するというユウリ。
そんなユウリを説得し、水門に戻ることが出来た二人。
結局事件はそこから沈静化、赤い雪に関しては政府が要求を飲む事になり、
航太郎は留置所、零佳は行方不明となり、生徒は紫穂のみ行方不明となった。

8/2
とりあえずワームホールを通った事で、例の予知は恐らく実現しないだろうというユウリ。
更に、ユウリは紫穂を殺すために学園に派遣されていたらしい。
紫穂のような存在は世界中のこういった施設で発見されているらしい。
その後、唐突にユウリとエッチした二人は、その直後空に巨大な雲を発見する。
そして気付けば進は事象の地平線に居て、黒い何かに引きずり込まれていく。



手放してはいけない物ばかりと、離れてしまった感覚。
事象の地平線(?)で自分の存在をかきあつめ、うしなったあいつらと
会いたいと願った時、気付けば自分はどこかで見た部屋で、乳首丸出しの
銀髪少女と一緒に居た。
しかし自分の名前を思い出そうとした途端、また事象の地平線へと逆戻り。
銀髪少女に、自分は紫穂、お前はトーマと、言われて何とかトーマは
自分の存在を取り戻す。
相変わらず存在が不安定なトーマに、安定するためにエッチな事を
誘う紫穂。 まずはお口でしてもらい、その後本番をしている最中に、
突然紫穂の人格が入れ替わったように別人に変わる。
とりあえず最後までプレイするも、スコップを持った紫穂に
ひたすらに警戒されるトーマ。 ……が、どうやらこの紫穂も記憶喪失らしい。
そんな紫穂に、ようやく今までの経緯を説明するトーマ。
結局何も解決せず、家の外を見てみるも、そこには無人の街が広がるのみ。
しかしそこで、赤い雪のような光を見た進。
だがそれを、紫穂にPNライトだろう、と呆れられる。
紫穂曰く、Pはプロトン、Nはニュートロン、陽子と中性子のどちらかが
崩壊する時に、赤い光を放つらしい。
しかし全く知らないその情報と、紫穂の細かい発言で、トーマは自分が
別の世界からきたのでは? という疑惑を持つ。
とりあえず、今日は寝て明日街を探索しようという話で落ち着く二人。

目覚めると、犬化した紫穂がカモノハシのワウさんとやらと吠えあっている。
ワウさんはりねという女の子を探しているらしい。
とりあえず三人(人?)で街にでるにも、街は廃墟で誰一人居ない。
これは世界の終わりでは、と盛り上がる紫穂。
そんな中、突然銃声のような音が鳴り響く。
りねに危険が迫っているかも、と音のした方に向かおうとすると、
零佳と姫佳の二人組に遭遇する。
二人も記憶が無いらしいが、零佳は進を強くするために姫佳を殺そうと言い出す。
姫佳の肩をはずされ、激昂する進だが、ワウさんのアドバイスにより頭を冷やし、
ワウの毒爪で一旦零佳を撃退する。
その後りねを探し続けるが、そのまま夜を迎え、ワウさんにりねと友達になって欲しいと頼まれる。
翌日、坂を登った所で学校を見つけ、さらに海で舜を発見する。(勿論記憶喪失)
さらに校内で舜から逃げ回っていたりねを発見し、そしてワウさんが消える。
その後、りねから自分たち(姫佳は違う)はマンイーターという重力に敏感な
種族で、他人にプレッシャーを与えてしまう事が多く、共存が難しいという事を教わる。
翌日、紫穂と二人で街を探索した進。
結局何も見つからず、帰ろうとしていた所で、進は紫穂A(この世界で最初に会った紫穂)に
包帯で椅子に拘束され、足コキされたうえ犯される。
その直後、また例の発砲音のような音を聞きつけ、重力を探り現場に急行する二人。
そこではユウリと航太郎が戦っていた。

必死で戦うユウリに、何故か本気で戦えない航太郎。
昔、少年兵達を殺していた記憶がよみがえる。

ユウリに撲殺された航太郎。
進はユウリに話を聞くが、やはり記憶喪失で、突然航太郎に襲われたらしい。
そんなユウリを連れて、学園に戻る二人。
やはりPNライトに関しては紫穂しか知らなかったが、ユウリはその話を聞いて、
こんな頻繁に、一杯陽子や中性子が崩壊するのはおかしい、という。
そして全員揃った気がする! と皆いう中で、再度紫穂Aが登場する。
そして紫穂と進だけで再度事象の地平線に連れて行かれ、話を聞かされる。
そこは星がなくなった宇宙、進の知っている宇宙から10の72乗年後の宇宙らしい。
10の32乗年頃、陽子と中性子が安定しなくなり、それで生まれるのがPNライト。
そして元素は全て世界からなくなった。
残された人は、ブラックホールをエネルギー源として、心だけを残していた。
それもエネルギーがそろそろ尽き、終わる。
(なお、マンイーターは根絶されている)
次に、ここの空間は、彼にエネルギーを供給しているブラックホールの中。
そしてさっきの世界で、りねはワウ、ユウリは航太郎、舜はタコを生み出し……
そして、零佳は紫穂が生み出したという。
何故、と問う進に、紫穂はブラックホールはタイムカプセルのような物と説明する。
ブラックホールの中に吸い込まれた物は、ブラックホールが蒸発した時に吐出され、拡散する。
そして全てが無にならないようにするために、紫穂がここに居るという。
どうすれば肉体を捨てずに人類が滅びないで済むか、紫穂はずっと調べ続けた。
その結果、マンイーターにその希望がある事を見つけ、紫穂はマンイーターが
絶滅せずに済む方法を何度もシュミレートした。
そしてその途中、夏休み最初の数日の進に可能性がある事を見出し、何度も
そこを繰り返し、進を強くした。(そのために零佳を生み出した)
重力を使い(ヒモを閉じる事で)、別の宇宙へと渡る事ができる。
だから、進にこの宇宙の情報を切り取り、別宇宙へと行って欲しいと頼む紫穂。
そんな紫穂に、デートしようと水門に連れて行く進。
水門の上までいき、体を重ねる二人。
そしてようやく重力を渡る……という所で、再度登場する零佳。
彼女は自分の重力を自分でしっかりと把握できるため、消せなかったらしい。
何とか零佳を追い詰めるも、両目をやられ、万事休すな進。
しかしそこで完全に重力を把握した進は零佳を戦闘不能に追い込み、重力を渡る。

草原(進が創りだした景色)を歩いている進。
その横に気付けば紫穂が居る。
もうすぐ終わりに近づき、そこで新しい宇宙に情報を拡散し、あの夏が始まる。
そこで紫穂は自分はそこには行けない、ここでただの重力として拡散すると言う。
しかし、そんな紫穂の頭を握り、進は薄まりかけた紫穂の体をもとに戻す。
泣きながら歩く紫穂を連れ、進は草原を歩いていく。

7/22
早朝、割りと強引な手段でやってきた姫佳に起こされる進。
朝から零佳に殺されそうになりながら、食堂でりねとユウリと合流する。
グラヴィティウォーカーと現生人類は未だいざこざが絶えない。
姫佳がやってきたことで盛り上がる一同だが、一瞬、誰かが足りない気がする進。
昼過ぎ、なんとなく進は裏山へと向かう。
そこで進は横になって寝ている紫穂と見つける。
二人は笑いながら手を繋ぎ、皆の元へと向かうのだった。

0 件のコメント:

コメントを投稿