2013年6月の読書メーター
読んだ本の数:5冊
読んだページ数:2025ページ
ナイス数:82ナイス
ビブリア古書堂の事件手帖3 ~栞子さんと消えない絆~ (メディアワークス文庫)の感想
徐々に真相に近づいていく感じ、堪りません。しかし、過去の短編で登場してきた人達が他の話にも一杯登場し、楽しい半面、こんなにいろんな人が事件につながってるってちょっと無理やりでは? と感じる事も。 しかし本をテーマにした小説として、相変わらず楽しませてくれます。 母親の登場にそろそろ期待!
読了日:6月27日 著者:三上 延
ビブリア古書堂の事件手帖4 ~栞子さんと二つの顔~ (メディアワークス文庫)の感想
ついに母親登場! と思いきや、いや幾らなんでも急接近しすぎでは!? というぐらい登場する母親にびっくりしました。相変わらず読書好きにはたまらない内容で、読んでいて楽しいですね。(特に今回はみなさん馴染み深い乱歩でしたし)しかし、相変わらず栞子さんの無駄なセックスアピール表現が鼻につきます……それさえなければ非常に良いシリーズなんだけどなぁ、と残念でなりません。まぁライトノベルと考えれば普通なのかも。それにしても本当に読書をしたくなるシリーズですねこれは。
読了日:6月22日 著者:三上 延
火の粉 (幻冬舎文庫)の感想
これは怖い。 明らかに誰が犯人か分かりきっているのに、確かな証拠が何一つ出てこない。 雪見目線からすると、大事な家族を守るために戦っているのに、肝心の家族は犯人の味方。 しかし徐々に義母、義父と彼を怪しむ人が増えてゆき…… 最後の最後、ついに死体が見つかってからの彼の行動は恐ろしいの一言。 しかし、勲最後の心境やいかに……ですね(;´Д`)
読了日:6月20日 著者:雫井 脩介
沈黙 (新潮文庫)の感想
何というか、凄かった。キリスト教の宣教師が転ぶまでの話な訳ですが、内面の葛藤が凄まじく如実に描かれており、読む手が止まりませんでした。自分が生まれる前に書かれた作品とは思えない熱量に、正直驚きました。当時迫害を受けていた人達や宣教師が実際に何を考え、どう行動したかは分かりませんが、ロドリゴの、物理的な拷問ではなく、胸を掻きむしるような葛藤は本当に息を飲みました。宗教における神の存在とは、という事を考えてしまう一冊でした。とりあえず、遠藤周作の他の本も読んでみたいなこれは。
読了日:6月7日 著者:遠藤 周作
迷路館の殺人<新装改訂版> (講談社文庫)の感想
館シリーズ三冊目。 いやー気持ち良いぐらいミスリードされました!最後のあたりとか「なんだよ結局犯人これか……予定調和すぎたわ……」とか思っていた自分が恥ずかしいです。さて、それはさておき相変わらずサクサク読めて楽しいです。しかし水車の時も感じましたが、十角館を超えられないなぁという感覚は相変わらず拭えません。しかし館シリーズ、島田がいわゆる探偵役な訳ですが、何というか、探偵役を感じさせないですよね島田……
読了日:6月3日 著者:綾辻 行人
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