2013年1月4日金曜日

終わる世界とバースデイ レビュー










以下はネタバレを含みます。

未プレイの方は要注意。


終わるバ、あっという間に打開!
Zero Infinityと一体何日差でクリアしたんだか。
いやー、お手軽に攻略できる癖に、良いゲームでしたハイ。
それではいつもの順番でまとめ。


★ストーリー総括
生まれつき、弱視というハンデを背負って産まれた千ヶ崎入莉。
その弱視のせいで両親は離婚、更に父親に虐待を受けそうになった
入莉と、それを一人で守り続けた兄の陶也。
そんな頃に千ヶ崎兄弟に出会った、冬谷和臣。 三人はすぐに
親友になり、月日は過ぎて、成長していく。
しかしある日、ずっとバイクに乗せてくれない兄・陶也の代わりに、
免許を取得した冬谷は入莉にせがまれ、入莉の誕生日……9/29に
入莉を乗せてドライブに出かけ……事故ってしまう。
その事故により入莉を失った冬谷と陶也。
自分の責任で入莉を失った事に激しく後悔する冬谷だが、
親友の冬谷を憎むこともしない陶也。
そしてある日、唐突に陶也は冬谷の元を訪れ、入莉を人口意識体として
復活させる計画を相談する。
そして2022年、それから10年の歳月をかけて準備をし続けた二人。
しかし入莉の人口意識体の完成には、リアルな人間関係が必要な
事が分かりる。
そのため、二人は100人の被験体を10年前の2012年の世界に、
記憶を変更して再度人生を送り、当時の後悔を払拭するための
ゲーム「終わる世界とバースデイ」を用意し、実行に移す。
全ては入莉の人口意識体を完成させる為に。
冬谷は記憶を変更せずに、プレイヤーのサポートと、入莉の人口意識体を
完成させるための補助をするはずだった。
が、何故か唐突に自分の記憶も変更してしまった状態でゲームを開始した
冬谷は、入莉やその他のプレイヤー達と、終わらない、終わる9月を
延々と繰り返す事になる。



★全体評価
■シナリオ
良かった! 非常に良かった!
ルートごとに書いていくと……

・共通ルート
明るく楽しい学園生活……に迫る、予言と共に襲い来る不穏な影。
しかし、対策協議会の皆と、冬谷も入莉も楽しく過ごす。
・入莉ルート
最後の最後で死んでいたのは陶也!? っていうか誰この人!?
と一気に疑問が加速。
・ミカルート、柊ルート
特に話は進展せず、入莉以外のヒロインとの世界も選択してきた感じ。
ちょっと中だるみ感が無い事も無い。
・終末後の世界
織塚やっぱり特殊キャラだったのか……というのと、ループ世界の予感
・……からの、成子ルート
色々一気に真相が明らかになる。
・トゥルールート
そして大団円。 正直唐突に入莉が強くなってたり、入莉が色々能力に
目覚めちゃったりとか、そんな事でカサンドラ目覚めるのかよ!
とか突っ込む所は多々あれど、泣いた。 泣かされた。
スペル間違ってるとかもマジ泣いた。 卑怯だった。

ざっくりこんな感じで。 ほんと全部クリアするのに数日で済む軽い
ボリュームにも関わらず、非常に優秀だった!
トゥルーでちょっとえーな展開が多発した感じはあれど、このボリュームでは
しょうがないと思う。 そういう世界観まで全部細かく構築しようとすると、
表現するだけで凄い時間必要になってしまうし、逆にそこまで書いていたら
蛇足感が半端無かったであろう。
必要な所だけ、要所要所押さえて、最後のハッピーバースデー。
素晴らしかった。 入莉……いや、イリー! いつかまた会えるといいね(´・ω・`)

■グラフィック
んー、購入前から思っていたけど、ちょっと微妙かも。
そもそもねこねこ時代からあまり絵は好みではなかったのかもしれないが、
全体的にちょっとクオリティが低いかなぁという印象。
好みの差だったらごめんね(´・ω・`)
これがもっと良い、というか雰囲気出せてたらもっと後半が
良い物になった……かも。
といってもマイナスかと言われるとそういう事でも無いです。

■音楽
まずまず。 特に印象に残ってる曲がある感じは無いです。
ただ、OPの夏の終焉りと、EDのHappy Birthday To... はどちらも
良かったかなぁ。 ゲーム補正かもしれないけど、OPはちょっと
共通ルートの、何か分からないけど何か不可思議な事が迫ってきている
ゾクゾク感が出ているし、EDはもう泣くよね。 ハピバとか泣くよね。
こちらは手放しで最高! では無いけど、十分気にいってます。

■ボイス
うーん、特に可もなく不可もなくかなぁこれは。
青山ゆかりはこういうキャラのが活きるよね。
甘々甘えんぼキャラとかはちょっと勘弁して下さいである。
そして我らの華ちゃんは……あまり活かしきれてなかった。
いや桐谷フリークじゃないんであまり偉そうな事は言えませんけどもね。

■キャラクター
まぁまぁキャラは立っていたと思う。
けど、ストーリーの所でも書いたようにミカと柊の存在意義がちょっと。
協議会という物を通して、他の女の子とも色んな事を経験して、
入莉以外の女の子と添い遂げたルートもあるよー っていう事だけを
表現するためだけに存在していた感があったせいで、キャラも何か弱いかも。
ナルはまだ郁の件とか、世界を自力で解き明かしてる所とかもあるし、
何より序盤のtexiのだめ人間っぷりのせいでキャラが良い味出てるけどもwww
ただ何度も言ってるけど、このボリュームなんで十分及第点かと。


★全体感想
良かったよー! 泣かされたよー!
何度も言ってるんですが、エロゲって長いんですよ。
長いの多いんですよ。
俺は別に頑張れる人だし、今は時間があるからいいけど、これって
結構堪え性無い人とか、エロゲ経験浅い人にはネックだと思うんですよね。
その点、euphoriaとかもそうだけど、これも凄い良い。
短い時間でサクッとエロゲ体験ができる。
そして見事に泣かされたしな!
兄さん……反則だよそれは……
絵と最後のストーリー展開がちょっと不満だけど、絵はやってれば
慣れるし、最後の展開はご都合でもまぁしょうがないよね。
細かい所じゃなくて流れを楽しむゲームです!

という訳でまたお勧めできるゲームが増えた感じ。
年末に良いゲームを始められて満足です(´ω`)

次はこの世界の向こうでに手を出そうかな……(`・ω・´)
あれ、古色迷宮輪舞曲は何処へいった。

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