2012年12月の読書メーター
読んだ本の数:5冊
読んだページ数:1702ページ
ナイス数:97ナイス
天地明察の感想
ラスト数十ページのカタルシスが半端ない。ストーリー的に、最後の展開は完全に分かりきっているが、それでも読了後の凄まじい爽快感と得も言われぬ快感は素晴らしいの一言。読んでいる最中、くどいぐらい当時の時代背景や、登場した人・物の説明が入るのがたまに嫌になる事もあったが、そんな障害を吹き飛ばすぐらい一気に読み進めてしまった。新しい暦を創り上げるにあたり、登場した全ての人物に拍手を送りたくなる。唯一残念といえば、引きに引きまくった関の存在が呆気なさ過ぎた所だろうか。もっと話を急展開させるかと思ったのですが……
読了日:12月19日 著者:冲方 丁
アクセル・ワールド12 ―赤の紋章― (電撃文庫)の感想
話が途中で終わって続きが気になる! 黒雪姫先輩の核となる話も段々と明らかになっていき、今後どうなる事やら。ただ本当に無駄に間延びさせないで欲しいと切に願います。広げた風呂敷を見事に回収しきって欲しい所です。
読了日:12月17日 著者:川原礫
ピース (中公文庫)の感想
うーん、正直微妙でした。伏線も回収し切れてない感じがしますし、犯行動機もちょっと……途中まで凄いドキドキして読んでいたのですが、最後に収束すればするほど盛り下がってしまいました。何だろう、勿体無い……
読了日:12月12日 著者:樋口 有介
ビブリア古書堂の事件手帖 2 栞子さんと謎めく日常 (メディアワークス文庫)の感想
1巻に引き続き、早速読みましたビブリアの2巻。2巻になり、くどいような栞子の美人巨乳描写が少し減って安心。テイストは1巻と変わらず、本格ミステリという訳ではないですが、相変わらず栞子さんが異常な冴えを見せてくれます。そして1巻で張っていた母親という伏線が、ようやく少し明るみに。これ、コレ以上先の話はあるのでしょうかね……?続きが期待でワクワクする本ではありませんが、気軽にさくさく読めていいですねこういう本は。
読了日:12月2日 著者:三上 延
ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち (メディアワークス文庫)の感想
話題なので読んでみた。うん、確かに面白い。ただ栞子さんの洞察力に「おおっ」と唸る面白さよりも、やはりとにかく本にまつわる話になっているのがこの本の良い所な気がします。自分は月に5~10冊ぐらいしか読めてませんし、昔のいわゆる名作達もまだ全然消化しきれていないため、そういった本を色々知っていれば更に楽しく感じられたのかも……というのがちょっと残念ですね。
読了日:12月1日 著者:三上 延
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