2016年9月10日土曜日

相州戦神館學園 八命陣 水希END















以下はネタバレを含みます。

未プレイの方は要注意。






戦真館學園、最終ルート打開。
まぁようはこれが真のエンディングですね。

水希、キャラは可愛いんだけどストーリーに埋もれちゃって
ちょっとキャラ立ってない感じするなぁ……


■6話(途中)
四四八の側を通り過ぎ、神野は世良の血を吸血する。

■7話
神野に吸血され、過去を思い出し始める水希。
既に自分達は四周回っている。
晶と結婚した未来、歩美と戦争に行った未来、鈴子と総代を争った未来。
そして水希以外が全滅した、一周目。
記憶を取り戻していく水希と共に、巻き戻っていく夢。
そして、四四八は水希の弟の記憶を垣間見る。
才色兼備な水希の弟?にもかかわらず、弱い体で生まれた彼は、
水希の事を女として愛し始める。
無理と分かっていた状態でした水希への告白、意外にもそれは断られることはなく。
「強い男が好き。 だからもっとつよくなったら」
と返された彼はひたすらに強くなる努力をする。
しかし、戦真館に入ることに失敗した彼―信明は、自刃し、果てた。
その結果に絶望し、女は男の前で強くあってはならない、と
自らの能力を隠すようになった水希。
しかし、そんな信明の絶望が生け贄となり、神野明影が降臨する。
そのように降臨した神野は信明の負の望みを知っている……というか
信明の負の面そのものだった。
彼女を―水希を汚したい、困らせたい、愛しているから。
その間だけは優しい彼女は自分を見ていてくれるから。
強くて綺麗な彼女が挫ける様を見ていたい。
僕の所まで堕落してくれ―
こうして、信明という人はこの世から消え、廃神が生まれた。
そんな水希と信明の関係、そして今まで五回分のループ全ての
経験を取り戻した四四八は、遂に第八層へと踏み入れる。
そこで遭遇した阿頼耶―普遍無意識。
そして全てを理解した四四八。
四四八達の真実は大正時代を生きる人間で、自分達が現実世界だと
思っていた二十一世紀は邯鄲の夢が紡いだ未来の世界だった。
四四八達7人は、魔人・甘粕正彦を打倒するために、神祇省と辰宮家の
要請で邯鄲の夢へと入ったのだった。
しかし何故自分達は記憶を失っていたのか?
そんな四四八の疑問に応える阿頼耶。
時は戦真館の崩壊、初の邯鄲の夢が実践された時まで戻る。
物部が実施した邯鄲の夢は物部の死と共に失われたが、
噂により邯鄲の夢という術は人々の間へ広がっていく。
そこに目をつけた、死を約束された聖十郎。
彼はモルモットのために自分の息子、四四八を作るが、
その後に現れた甘粕正彦により邯鄲の夢は制覇された。
しかし聖十郎は自分が廬生でない事を知り、激怒しながらも
生きるために甘粕の眷属となる聖十郎。
これがちょうど現実世界における今の二年前―四四八達の入学と同時期になる。
そして邯鄲の夢を抜けた甘粕は、関東大震災を引き起こそうと画策し、
それに壇がいち早く気付き、四四八達を邯鄲の夢へと投入した。
しかし何故それならば自分達は記憶が無いのか?
その答えは、先駆者である甘粕と同じ行程で邯鄲の夢を攻略しても、
四四八達は甘粕には敵わないと考えた壇が原因だった。
彼は邯鄲の夢実行時に何か不純物混ぜ、その結果四四八達は記憶を失った。
更に阿頼耶は驚愕の事実を淡々と語る。
何と四四八達を夢へと入れたのは柊聖十郎だと言うのだ。
聖十郎は四四八から廬生の資格を奪い取りたく、壇や辰宮は聖十郎以外に
夢と接続できる施術者を知らなかった。
こうして四四八達はただの駒として邯鄲へと放り出されたのだった。
阿頼耶曰く、壇が入れた不純物により弊害は記憶喪失以外にも幾つかあった。
例えば、キーラの侵入。
彼女は最初四四八の眷属として接続していた。
しかし廬生の資格もなく、その権利を奪う夢も持たない彼女は
第一歩から道を間違えていた。
その結果、彼女は今甘粕の眷属として繋がれている。
そして最後の歪み、それは四四八が生きていること。
本来、廬生はその眷属と違い、一度死んだら全て終わり。
なのに四四八は生きている。
そしてその矛盾は、水希の夢―土壇場でやり直しを願ったその夢が
邯鄲に矛盾を引き起こした。
彼女の夢は時間逆行。
彼女は邯鄲の夢一周目で、四四八が死んだ時点で眷属として死亡するはずだった。
しかし、壇の手によって生じた歪みにより、死までの僅かな猶予が生まれ、
その隙に彼女の夢は最大限に駆動する。
誰も見ていないがため、手加減無しで発動した夢は、四四八が死亡する
寸前まで巻き戻る。
甘粕としても自分の楽園のために四四八を殺したくはなかったため、
こうして一周目は無事に幕を閉じる。
しかし、そこで悪魔神野は水希を苦しめるため、水希の記憶に
その瞬間を断片的にだけ覚えさせられる。
皆が忘れている中で、自分だけ覚えている記憶。
水希は全てを自分の咎だと思い込み、苦しんだ水希。
そうして発生した矛盾は、四四八を一度水希の起こした因果によって
どこかで死を迎えなければいけないという条件を発生させた。
そしてそれを満たした四四八は遂に第八層へと至ったのだ。
そして第八層攻略のため、四四八に課された試練―それは聖十郎を許すということだった。

■8話
聖十郎を憎んでいる自分を認めた上で、自分をこの世に誕生させてくれた
聖十郎へ感謝の念を現した四四八は、無事聖十郎を邯鄲の夢から排除することに成功する。
無事廬生へとなった四四八は水希の信の心を取り戻し、現実―大正の現実へと戻る。
水希と体を重ね、特科生一同と勝利の誓いを立てる四四八。
恵理子に抱かれ死に至る聖十郎。
甘粕の夢に接続し、百合香を殺そうとする宗冬。
本震を今か今かと待ち望む空亡。
真の姿で四四八達を待ち構える鋼牙。
そして、全てを束ねる甘粕。
今、最後の戦いが始まる。

■9話
正史以上に力を溜め込み、今まさに爆発しそうな空亡。
その前震に、歓喜に震えながらその全力をぶつける妖士。
しかし邯鄲の夢を持ちだしていない妖士に抗う術はなく、あっというまに蹂躙される。
―辰宮の屋敷に足を踏み入れる淳士。
今、現実の世界にて、百合香の魔香がなくなった今、何故自分に
邯鄲の夢の中で百合香の力が効かなかったのかがようやく説明がついた。
彼は夢に入る前から既に百合香の虜だったのだ。
それを認めた淳士は、ようやく宗冬と同じ土俵に立つ事が出来……
そして以前と同じように宗冬との戦いが始まった。
―キーラ……生まれつき、全てを従える魔眼を持って生まれた彼女は、
その父からひたすらに改造を受けていた。
最初は三姉妹の残り二人を切断し、繋ぎ、更には獣なども対象となりはじめた。
人としてそんな父を憎みながらも、獣としては賞賛している。
そんな歪な超獣キーラを戦真館の校庭で待ち受ける鈴子と千早―いや、百。
しかしそこに現れたキーラの本性、それは機甲獣化隊の全兵士が一つに
つながった……巨大な人型の化物だった。
―野枝と二人で空亡の元へ向かう栄光。
その圧倒的な猛威を前に栄光達は分子レベルで粉砕されそうになるが、
そこにバックアップの四四八達が割って入る。
まずは晶の回復を四四八の夢と重ねる事で空亡の撒き散らした
破壊を回復し、波状に襲い来る百鬼夜行を壇が粉砕、歩美の時空を
超えた弾丸が空亡の最後の壁を破壊した。
そうして空亡を捉えた栄光と野枝は、ともに自分の命よりも大事なモノ―
すなわち、お互いを愛しているという心を空亡へと捧げ、ここに神を鎮める事に成功した。
一方、四四八達が栄光の為に夢を紡ぐ直前、鈴子とキーラは
お互いに急段の夢を発動していた。
自分が人外と認められる事で発動するキーラと、自分は人外だと相手に認めされる事で
発動する鈴子の夢はあまりに条件が噛み合いすぎていて、お互いに発動さざるを得ない状態だった。
しかしあまりに圧倒的な重量を持つキーラ―何せキーラは3000もの軍勢と結合させられている―が、
その上急段発動により圧倒的に力を増している。
幾ら鈴子の能力がキーラに絶対的な力を持っていても、鈴子は物量的に圧倒的に不利な状態にあった。
その圧倒的な物量に削り取られそうになる鈴子だが、百―いや、その姉の千早と協力し、
鈴子はキーラへと立ち向かう。
が、二人の力を持ってしてもその質量、また夢により回復力によって二人は鏖殺されそうになる。
しかしその刹那、ちょうど発動した空亡の本震により、あっという間に崩壊していくキーラ。
空亡の、キーラすら塵のように破壊していく力に、遂に真の意味で一つに融合したキーラ。
そこにちょうど空亡相手に発動した四四八と晶の複合の夢がキーラを癒していく。
過回復により逆に崩壊していくキーラは、ただ一人で死ぬことを拒み、鈴子を道連れにしようとする。
すんでの所を千早に助けられ、なんとかキーラを倒しきる。
―百合香の前で、全くの五分の戦いを繰り広げる淳士と宗冬。
ここにきて初めて、宗冬がその呪われた左腕の夢を解放する。
宗冬の左腕は、相手の思い描く悪夢そのものを具現化する。
淳士の悪夢、それは百合香を殺してしまう事。
発動した直後、宗冬と淳士の場所が入れ替わり、攻撃のモーションに
入っていた淳士はそのまま百合香を殴り殺そうと動き続ける。
自身を更に極限まで重くする事で、百合香への攻撃を強制的に止めた淳士。
しかしその代償は大きく、動く事もままならない淳士に迫る、宗冬の一撃。
ちょうどそこへ、キーラとの戦いを終えて鈴子からの夢が飛ぶ。
鈴子の夢を得た淳士が具現化した剣……館の柱すら超えるほどの
巨大な固まりに、押しつぶされる宗冬。
宗冬の死亡により、初めて本当の気持ちに気付き、宗冬の死に涙する百合香、立ち去る淳士。
死の間際、自分の側にいたいという百合香を宗冬は冷たく突き放すと、
どれだけ辛くても淳士の側にいろと言い、自らが殺した同胞の元へと還っていった。
―全員の働きを確認し、水希と四四八は具現化した零戦に乗り込み、神野と甘粕の待つ、
戦艦伊吹へと突貫した。

■10話
神野と遭遇し、決着をつけにきた水希。
水希の急段は時間逆行、自分と相手が等しく時を戻したいと願い、
またそのタイミングも同じ場合にのみ発動するという条件の難しい、
そのかわりに強力な夢。
弟の信明に告白をされた瞬間まで戻った水希は、信明の告白に対し
弟として愛してると答え、彼との決別を果たす。
こうして発生の瞬間を抑えられた神野はその存在を消した。
そして始まった甘粕と四四八の最終決戦。
阿頼耶識に繋がっている二人はお互い阿頼耶より夢をDLしぶつけあうが、
最終的に甘粕は遂に自分の夢をぶちこわす、この世界全てを破壊するような
夢を練り上げる。対して四四八は何と阿頼耶識との接続を切り、
夢に縋る事自体を弱さと考え、自分の身一つで甘粕へと向かう。
その四四八の姿に敗北を見た甘粕は、自らが顕在させた夢とともに消えていった。

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