2016年9月10日土曜日

相州戦神館學園八命陣 レビュー













以下はネタバレを含みます。

未プレイの方は要注意。


八命陣打開。
Diesに続くようやく座シリーズではない正田崇の作品という
事ですごい期待していたのだけど、ちょっとやっぱりDiesには
届かなかった印象……


とりあえず各まとめから。


★ストーリー総括
時は大正、甘粕正彦という一人の男がこの世の未来を案じていた。
このままでは人類は堕落してしまう、もっと勇気を、素晴らしい人間を
愛させてくれ、と願った甘粕は、邯鄲の夢という秘儀に目をつける。
そして戦真館にて行われた邯鄲の夢の実験と、宗冬以外全員死亡という結末。
甘粕はそのまま邯鄲の夢を使い何とか死を免れようとする聖十郎に
協力し、夢へ挑む事で遂に人類初の廬生―夢を踏破した物となる。
しかしそんな甘粕の望む夢は、世界中の廬生をかきあつめ、その廬生達に
全人類を接続。
夢の中で全人類に様々な災害等の恐怖をぶつける事で、真に勇気のある
美しい人間達だけを残していくという物だった。
この恐ろしい計画を何とかしようとした辰宮家、そして神祇省達は、
四四八達を邯鄲の夢へと放り込み、第二の廬生とする計画を立てる。
しかし神祇省の壇がこの計画にちょっとした歪をいれた結果、四四八達は
自分達の記憶を失い、自分たちが大正の人間ではなく、平成生まれの
人間だと勘違いしたまま邯鄲の夢を攻略する事となる。
そんな状態でも夢の中で人生を繰り返す事で、廬生の資格を得た四四八。
四四八達は本来の時代、大正にて全ての記憶を取り戻し、
甘粕との最終決戦に望む。
最終的に阿頼耶識に潜む強大な力全てを用いこの世界自体を壊そうとした
甘粕に対し、夢の力なぞ無用と全てを捨て、己が力のみで立ち向かった
四四八に甘粕は破れ、消える。


★全体評価
■シナリオ
正田崇初の"座"シリーズでない作品。
邯鄲の夢という、普遍的無意識を題材にした作品でした。
この設定の厨二臭さや、戦闘シーンの描写(当然長い)はさすがの一言。
大好き!!
ただHシーンに至るまでの流れの不自然さが否めない……
とってつけたようなHシーンが多く、これHシーンなくても良かったよね? という感じ。
また、ルート分岐に関しても正直晶・歩美・鈴子ルートはなくてもいいというか、
(勿論ストーリー的には必須だけど)水希ルートだけ通ればストーリーは
把握できてしまうあたりが残念。
なお、四四八達が平成の人間だと勘違いしていたせいで、最後の
展開はあぁそういう事! なんで気づかなかったんだ俺! と
楽しめました(´ω`)
て訳で何度も言ってるけどDies iraeと比べちゃうと全てがやはり
小規模というか……
満足した作品ではあるんですが、再プレイはしないだろうなぁという感じです。
万千陣もやる予定ですが、どうなるかなぁ?


■グラフィック
こちらは相変わらず素晴らしいクオリティです。
前からそうだけど、特に敵が!www
聖十郎の逆十字、空亡、完全体のべんぼうとかあぁぁぁ~~~
やっぱり敵キャラはこうでないとね!!
壇はその特性上そういう描写はできないけどもしょうがないか。
キーラは……何か噛ませ犬すぎて可哀想やな。
最終形態もあんな感じだし。
て事でデザイン的には不満はなし、もうちょっと戦闘シーンに
CG一杯あればなぁ~とは思ってしまうけど。
まぁ予算的な問題があるよね……


■音楽
可もなく不可もなくといった感じですね。
BGMも良くも悪くも今まで通りという感じ。
目を(耳を?)引くほどのものは無い感じでした。



■ボイス
こちらはみんな良い仕事していたのでは。
どうしてもストーリーに引っ張られて平凡な気がしてしまいますが、
みんな良い仕事してたと思います。
一番好きなのは甘粕かなぁ……
後は淳士な。 宗冬もいいぞ!(ここまで全員男)


★全体感想
なんども書いてますが、面白い、けどもDiesには及ばない という感想に終始。
でも厨二バトルゲーとして必要な要素は満たしていると思う。
エロは本当に不要だけどな!
というか自分の中で明らかに、恐らくその実体以上にDiesの評価が
上がってしまっているのも理解しているがゆえに、相当な作品じゃないと
さらなる興奮を得られないのではと思っている次第です。
うーん難しいですね。



さて、次はゴア・スクリーミング・ショウの二回目のプレイに入る!
プレイログつけるのは初めてになるから、色々気付きも多いかな?

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