2013年6月4日火曜日

5月読んだ本まとめ

2013年5月の読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:2534ページ
ナイス数:38ナイス

鹿男あをによし鹿男あをによし感想
ようやく読了。ホルモーに比べるとちょっと弱いかなと感じましたが、万城目さんの書く物語の、何というか空気感はやっぱり絶妙ですね。引っ張るだけ引っ張って堀田の最後の行動とか、何だか他の作品と通じる物を感じました。しかしリチャードの奴ったら……最初から最後までダメな奴だったなぁ。ばーちゃんの目は正しい。 そして鹿と鼠はなんだかんだ言って仲良しですよね!
読了日:5月29日 著者:万城目 学



五体不満足 完全版 (講談社文庫)五体不満足 完全版 (講談社文庫)感想
図書館で何となく目につき、借りて読んだ。特に子供時代の話が読んでいて胸をうつ所が多いな……とか何となく感動しながら読んでいた所、完全版で追記された部分(五体不満足を出した後の彼の扱いについて言及している所)で、あぁ、自分は世間一般の"オトくん"を喜んでいた人達と全く同じ思考だったんだな、と少し凹みました。結局障害を持つ人に対して可哀想に、と上からの目線で見てしまっている自分に驚愕。 しかしそれとは別に乙武さんは凄いのは間違いないとも思った。五体が満足とか不満足とか関係無いですね!
読了日:5月24日 著者:乙武 洋匡

すベてがFになる (講談社文庫)すベてがFになる (講談社文庫)感想
だいぶ期待して読みました。期待しすぎたせいか、物語に引きこむ力は(特に序盤)ちょっと弱いかな、という感じ。最後のトリックに関しては流石に驚愕。とはいえ犀川がビデオの件を指摘した時点で15年ごしの件に関してはもしや……と思いましたが。それにしてもそっから先のトリックはぶっ飛んでましたね。ミチルってそういう事かよという。Fに関しては情報系なので序盤から何かはわかってましたけが……そっから先は全くでした。四季博士は最後の最後まで強烈ですね。これから彼女は一体どうするのやら?自由になれると……いいのでしょうかね?
読了日:5月20日 著者:森 博嗣

失はれる物語失はれる物語感想
うーん、やっぱり乙一は凄い、そして好みだ! 図書館で何となく乙一で探し、適当に借りたんですが……まさに乙一ワールドという感じ。コロコロと変わる物語の方向性、何が専攻なんだろうこの人は。でも最近ようやく乙一の書く話の空気みたいな物がわかってきて、どれも読書中に同じような空気を感じます。この空気好きなんだなぁ自分は、と痛感。
読了日:5月15日 著者:乙一



神様からひと言 (光文社文庫)神様からひと言 (光文社文庫)感想
サラリーマンがすかっとするかも? という本でしたね。 いやーまさにこういう奴は仕事を始めると一杯居るのであるある、と思いながらイライラしたりしました。現実はこう上手くはいきませんけど。後ラーメンさすがに食い過ぎだと思いました。俺なら確実に吐くw リンコとどうなるか、そして神様は一体ダレだったのか。 ただのホームレスなのかなぁ?
読了日:5月14日 著者:荻原 浩



世界のすべての七月 (文春文庫)世界のすべての七月 (文春文庫)感想
何だか何が良いのか良く分からない本でした。(の割には比較的ページをめくる指はサクサク動いたんですが)昔、大学で精力的に活動していた者達の、兵どもが夢の跡……みたいなお話でした。 何か読んでいて辛い。 幸せになっている人居なさ過ぎだろこの同窓生達。リアルな人間の人生が、もう少し幸せに溢れている物であると思いたいです……ね……
読了日:5月12日 著者:ティム オブライエン

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