2016年8月27日土曜日
相州戦神館學園 八命陣 鈴子END
以下はネタバレを含みます。
未プレイの方は要注意。
戦真館學園、3ルート打開。
またもだいぶ間があいてしまった。
ここまでやってきて、全体的にやっぱり
Diesには圧倒的に敵わない印象。
肝心のバトルシーンもそうだし、何かストーリーも
少々ペラい気がする……
Hシーンがとってつけたようなのも悲しい。
とはいえ雰囲気と、後設定は最高に面白そうなので
最後まで楽しみにやろう。
■6話(途中)
百合香に血を吸われる四四八。
■7話
気づけば前日のまま、修学旅行中に廊下で正座させられたまま目を覚ます鈴子。
何故あのような状況から生還できたかがは分からないが、とりあえずの
生還に胸をなでおろしたのもつかの間、隣の四四八が目を覚まさない。
凹む一同だが、歩美に諭され立ち直った鈴子達は、四四八の体を
とりあえず鈴子の家で引き取り、修学旅行は早退する事にした。
一度頭を冷やす意味でも各自自宅に戻り、再度12時に集合し
夢の中に戻る事を決めた鈴子達。
夢で合流する前に、鳴滝が鈴子に相談をしにきた際に、二人は
初めて現実世界にて聖十郎と邂逅する。
聖十郎には敵意が無いらしく、彼曰く、四四八は百合香との接続が
強くなってしまったがために眠りから醒めないらしい。
そして自分達も四四八に引っ張られ、次目覚めるのは第七層、
空亡の巣での戦いになると。
四四八の事露ほども心配しない聖十郎にキレた鳴滝が
殴りかかるが、拳が当たる前に掻き消える聖十郎。
どんな理屈か知らないが、明らかに夢の力を行使している事は明白。
それならば何故聖十郎は自分達に関わろうとするのか?
何故早く夢を抜けて役に立てと情報を与え、ある意味援護するような事をするのか?
分からない事だらけだが、ひとまず一度全員で聖十郎に与えられた情報も
含め、情報を整理する事に。
まず、百合香についてただ一人違和感を感じ取っていた鳴滝から話を聞くと、
既に辰宮の家へ向かう途中の馬車の中で既に四四八達はおかしくなっていたらしい。
そして百合香と相対した時点で完全に術中に落ち、百合香の言う事を盲信する状態になっていた。
聖十郎に巻き込まれた? べんぼうが祟り? 辰宮は悪い夢が現実を侵す事がないように
止めるのが使命? 何故それを盲信していたのか?
そして自分達が気持ち悪いぐらいすんなりと夢の中で戦う事を決意した理由は?
水希の言う通り自分達がループしているとしてもそれだけで説明がつくのか?
そんな穴だらけの説明に違和感一つ抱かずに、鳴滝以外の全員が百合香を盲信していたのだ。
何かの花―おそらく百合か?―を感じ、警戒していた鳴滝だけが百合香の束縛から
逃れる事が出来ていた。おそらく術の効きに個人差もあるのだろう。
今後百合香と相対する時は鳴滝の判断を最優先と決め、次に四四八の変わりに
誰がリーダーを務めるかの話になるが、鳴滝の推薦もあり
鈴子が臨時のリーダーを務める事になった。
■8話
再度の夢への突入は拍子抜けするほ問題なく成功した。
ひとまずキーラに蹂躙された戦いの場、戦真館へいってみると、
そこには百合香が再建した出来たばかりの新しい戦真館があった。
いざそこへ近づいて見ると、警戒していたはずなのに鳴滝以外の
面子はいとも簡単に百合香の術にかかりそうになってしまう。
一旦引こうとした所で、絶妙のタイミングで登場した壇に
悔しいながらも一旦はついていく事にした鈴子達。
聞きたい事はいくつもあるが、まずは唐突に明かされた
泥眼の正体―野枝について、何故壇の手駒である泥眼が辰宮の
家にいたのか? という事だが、神祇省と辰宮は夢に入る前から
協力関係にあるため、泥眼の資質を持っていた野枝を壇が引きぬいたという。
そして、駒が減ったから代わりに自分達を補充、という事らしい。
壇と同盟を組む気は到底おきないが、百合香にしてやられて相当に
弱っている壇に、鈴子達は会話を続ける。
まず、邯鄲の夢とは何か?
今の鈴子達の認識では
・夢は八つの層で構成されており、全てを突破すると夢を現実に持ち出せる
・前キーラに蹂躙されたのが四層、今は別の階層にいる
程度の事しかわかっていない。 それに加えて壇が言うに、
そもそも邯鄲の夢に入れる資格を持った人というのはある程度限定されるらしい。
資格者ができる事は、夢に入れる事、結びつきの強い者を同じく夢へ招き入れられる事、
そして邯鄲を制した場合に夢を現実に持ち出せる事。
そしてその資格者―廬生は今の所二人しかいない。
それが甘粕正彦と、柊四四八だという。
そして壇は甘粕の事が気に入らないので、辰宮と手を組んでいた。
更に、例の百合香の吸血行為は資格者との結びつきを強める物……
あろう事か四四八を使って夢の中に入り込んでいた壇は、鈴子達と違い
四四八と深い結びつきがないため、その力の大変を失ったのだと。
時系列も目的も、情報を聞く前よりちんぷんかんぷんになった一同だが、
四四八を目覚めさせるには外から百合香をぶん殴るしかないと分かり、
ひとまず壇の言う事に聞き従う事に。
……そこに、壇の仕組んだ罠、空亡との衝突があるとも知らず。
そして辰宮の屋敷へと向かった一同は、百合香と再度相対する。
そこで鈴子達は百合香が他者を籠絡する夢を得たのは、望んだ物ではなく、
寧ろコンプレックスが現れた物だと知る。
初めて他人から自分の考えを否定され、それについて考えを巡らせる百合香。
しかしそんな絶妙のタイミングで、壇によって指向性を持たされた
空亡―龍脈のちから全てがタタリに裏返った存在―が辰宮家を襲った。
■9話
七層の空亡はあくまで関東大震災本震の前震。
まだ本来の力を発揮していない。
それでも圧倒的な―単純に力なら甘粕を遥かに上回る―力を相手に、
壇と戦真館、野枝を合わせた力でなんとか空亡の破壊に抵抗するまでの
状況を作る事に成功するが、このままではジリ貧、敗北は必至だった。
そもそも神である空亡に勝ち負けを語る事が間違っており、
何時の世も怒れる龍を沈めるのは、人身御供。
当初の壇の作戦は以下の通りだった。
まずは空亡に百合香を襲わせ、その混乱に乗じて四四八を目覚めさせる。
そして心清らかな乙女である百合香を空亡に捧げて万事解決。
しかし百合香の側には宗冬がいる上、今の百合香を龍が好むとも思えない。
さぁそうすると戦真館の面子から誰かを捧げるしかないか、と
壇が考えている間にも、邪龍から逃げ出した百鬼夜行の攻撃は続く。
一方、百合香は壇と同じ思考に至り、何故壇が自分を
空亡に捧げようとしないのかを疑問に感じ、またそれを宗冬に問う。
いつも通りの面白くもない返答で終わると思いきや、宗冬は
百合香を贄には相応しくないとひとりごちる。
その真意が掴めず、また宗冬らしくない言動に何故かイラつく百合香。
しかしその真意を説明させる前に、宗冬は戦列へと加わる。
宗冬の破段の夢は、重力を軽くするという物。
百合香以外の一切全てを無価値としか感じられない、そんな歪んだ彼を
現した夢に激昂する鳴滝。
その勢いで鳴滝も破段を覚醒、しかも内容は宗冬の真逆、自分をどこまでも重くするという物。
性格的に相容れない二人の、最高に相性の良い能力に、
一瞬勝利への道筋を見る戦真館の面々。
しかしその直後、壇の張った陣が砕け、空亡と対峙する事になった
一切が崩れ、死へと至る。
破段へと至っていた宗冬と鳴滝だけが何とか動ける状態だった。
更に数々の風水的空亡対策を敷いていた壇に気づいた空亡により、
壇の体が首を残し砕け散る。
枷がなくなり更に加速する空亡の力。
壇の遺言により、空亡には贄を捧げなければいけない事に気づくが、
仲間からそれを選べない鈴子。
一方空亡は屋敷の一角―百合香が発した贄の香りに釣られる空亡。
宗冬と鳴滝は瀕死になりながらもそれを救うが、救われた百合香は
何故自分を救うのか、自分が贄になれば良いのに。
と鳴滝へ問う。 更に宗冬から自分がその贄に相応しくないと言われた事も。
そんな百合香に、自分で自分を大したものと思っていないのに、
それを龍が喜ぶはずがないと断じる鳴滝。
今まで自分がされたいた事を、今まさに自分がしていたという事に
気付き、おそらく人生で初めて戸惑う百合香。
一方、空亡に殺される直前、野枝と触れ合い破段に至った栄光。
その力は、自分の大切な物を捧げる事で、それに見合った物を消滅させる夢。
そして、自ら全てを対価に、栄光は空亡と共に消え去る。
しかし、安心はつかの間、再度復活する空亡。
何故、どうしてととまどう一同に、唐突に登場した神野。
べんぼう曰く、仲間を守りたい、自分の体は二の次。
そんな物を捧げられて龍が納得するはずがない。
そして始まった、地獄の第二幕。
そんな中、百合香を愛しているがゆえに、百合香に手をかけりょうとする宗冬。
今まで見たことない従者の反応に、遂に四四八を束縛する蕾が開く。
その瞬間、野枝の解法を使い、鈴子が大仏の所にある四四八を引き上げる。
引き上げられた四四八の忠の心が、今度こそ空亡の魂を鎮める事に成功した。
こうして第七層は突破された……はずだったが、神野と甘粕により
第八層へ至る前に、七層の続きが行われる事となる。
■10話
現実世界に戻り、まず栄光の葬儀を終えた四四八達。
あれから邯鄲には一度も入る事はなくなり、平和な日常を送る一同。
鈴子は四四八に、敵を殺す事に何も感じない自分はおかしいのではないか、
自分は四四八達の仲間に相応しくないのではないかと相談するが、
そんな鈴子を受け入れ、そんな人達が生きやすい世の中をともに
作っていこうと言う。
そのまま体を重ねた二人だが、二人には未だあれであの夢が
終わりではないという確信が何故かあった。
栄光のためにも、やはりもう一度あそこに戻って決着をつけなければならない―
二人がそうともに感じた瞬間、彼らは再度夢に落ちていった。
―一方。 唐突に邯鄲に引き戻された淳士は、いつものようにやたらと
好意的な表情で擦り寄ってくる神野と相対する。
すぐに戦闘状態へ入ろうとする淳士に対し、百合香と宗冬の名前を
出す事で出鼻を挫く神野。
そして、まずは自分を否定してくれた相手しか認める事が出来ない百合香と、
従者として産まれながら心底百合香に惚れているがために、
永遠に百合香の眼中にすら入らない宗冬に対し、哀れ哀れと嘆く神野と、
救えねぇと吐き捨てる淳士。
そんな淳士に神野は悪魔の契約―自分が淳士を百合香と宗冬の所へと
運んでやるかわりに、絶望を見せてくれ―を持ちかける。
罠と知りながらも、淳士はその話に乗り、百合香達の元へと赴く。
―強制的に甘粕の創造した夢へと召喚される四四八と鈴子。
あまりにも強力な世界に、術者である甘粕を倒すしかない事を
再び強く心に決める二人。
―百合香の屋敷へと足を踏み入れ、何一つ変わっていない二人に落胆する淳士。
自分の事を拒絶し、否定鳴滝に憧れる百合香と、そんな百合香へ自分の
思いの重さを伝えるため、百合香を殺そうとする宗冬。
怒りのままに部屋に踊りこんだ淳士と、宗冬が再び衝突する。
―鋼鉄の艦内にて、キーラ……いや、キーラ達三姉妹のキメラに襲われた四四八と鈴子。
恐らくキーラは鈴子にあてがわれた物という事を見抜き、鈴子は一人
キーラ達のキメラを相手にし、四四八は甘粕の元へと向かう。
―お互いに激情を出しきり戦いあった二人だが、わずかの差で勝利した宗冬。
その様子に満足した百合香はさぁ、そのまま自分を殺せ、と宗冬に命じる。
そんな何一つ変わらない主に落胆しつつも、次の舞台へと思いをよせながら
宗冬は自分の首を切り落とした。
―同時期、キーラにぼろぼろにされながらも何とか対抗していた鈴子は
破段を覚醒してまでキーラに迫るが、キーラはそんな鈴子の新しい力をも
無理やり力技で押しのけていく。
しかし何処かで淳士が死んだ事を自覚した鈴子による断罪の刃が、
自分は人ではない、獣だと言い切ったキーラをこの世から完全に消し去った。
―淳士が散り、鈴子が死闘を繰り広げている中、四四八は遂にこの邯鄲の夢の
最高位に位置する、甘粕と対峙する。
どんなクソ野郎かとおもいきや、寧ろ甘粕は人類を愛していた。
愛しているがゆえに、過大な期待をしていた。
だからこそ、自分が魔王となり、人に艱難辛苦を与える事で、
四四八達のような真に美しい人間を永遠に愛していたいと考えていた。
そのために、世界中から廬生の資格がある物を集め、全世界の人間を
邯鄲の夢へ落とそうと考える甘粕。
そんな甘粕の言葉に、四四八は何故甘粕が神野、空亡を下僕としているかを知る。
あくまで人が思い描く象徴であるこれらは、死ぬ事が無い。
そんな彼ら、いや兵器を用いる事で物理的・精神的な面で
夢に入った人間に負荷を与え―そう、栄光のような人間を生み出したい。
未来永劫、ずっと。
甘粕の考えを理解した四四八は、甘粕を倒す事を決意する。
絶対に敵うはずの無い甘粕を前にして、どうやって倒すかなんて関係ない、
自分は絶対に甘粕の言う楽園―地獄を実現させないと覚悟する四四八。
しかしそんな四四八の覚悟に反し、甘粕は踵を返すと夢から去っていく。
まだお前には密度が足りない、自分を倒すなら再び挑んでこいと。
そうして、夢を終えた四四八達は、今度こそ邯鄲の夢に入る事は出来なくなっていた。
そして現世も変化しており、戦争は行われないかわりに世界規模の
マネーゲームが発生しており、貧富の差や自殺者が後を絶たない状態になっていた。
まずは生きて手に入れたこの世界を少しでも良くしようと、二人は
最初の一歩として千真館の総代選挙へと立候補した。
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